【 略歴 】
1967年 兵庫県生まれ
1993年 多摩美術大学美術学部デザイン科染織デザイン専攻卒業
1995年 多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程修了
現 在 倉敷市立短期大学服飾美術学科准教授
【 出展・制作 】
1996年 国際丹南アートフェスティバル'96《武生》/武生市民ホール(福井)
1997年 今立現代美術紙展'97《武生》/いまだて芸術館(福井)
2001年 田中孝明展/フタバ画廊(東京)
2002年 田中孝明展 —Primitive—/GALLERY GALA(東京)
2006~2007年 鬼太鼓座とのテキスタイルアートと音のコラボレーション/愛知厚生年金会館、他
2007年 日本現代テキスタイルアート展/元麻布ギャラリー、キルギス共和国国立美術館
2009年 田中孝明展 —Scar—/ギャラリーマロニエ(京都)
2011年 日本現代ファイバーアート展/多摩美術大学美術館(東京)
2011~2016年 FIBER FUTURES Japan's Textile Pioneers/Japan Society Gallery(アメリカ/ニューヨーク)、他
2012年 Paperworks : material as medium/Flinn Gallery(アメリカ/ニューヨーク)
MINIARTEXTIL COMO/VillaOimo(イタリア)
2013年 6th International Biennial on Mini Textile Art/Kherson Local Lore Museum(ウクライナ)
スロバキア 日本交流ミニアチュール展/Gallery of Slovak Art's Union(スロバキア)
2013年 MINIARTEXTIL COMO/VillaOimo(イタリア)
2014 ~2015年 Japan’s Fiber Art Mini/ARKA Gallery(リトアニア)、他
2014年 Pulp Culture: Paper is the Medium/Morris Museum(アメリカ)
2015年 吹上美術館常設展示(岡山)
The Ⅸ International Biennial of Textile Miniatures/Janina Monkute-Marks Museum (リトアニア)
2016年 田中孝明展 —Gate—/ギャラリーギャラリー(京都)
その他、個展・国内展出品、ワークショップ多数
田中 孝明
タナカ タカアキ
紙漉は楮の繊維と水の力からなる造形であり、新たな表現を導き出し、ワクワクさせてくれる。わたしは紙漉の技法を応用し、糸を硬化させる制作を続けている。時には紙の糸を墨で染めて織り、布による造形になる。また、糸を引っ張ったり、糸を交差させたりなどテンションをかけた糸の集合体に紙の繊維が加わる。そして緊張感のある糸の集合体は、自立する造形へと変貌する。
素材から導かれるように様々な形となり、軟体彫刻のような繊維造形の可能性を模索している。線と線が織りなす表現を試行しながら空間造形へと展開する。
撮影:末正真礼生
撮影:末正真礼生
撮影:熊谷忠宏